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アドテクって何?

2020-12-18

こんにちは

どうも、僕です。

この記事は[KITアドベントカレンダー19日目](https://qiita.com/advent-calendar/2020/kitdev)の記事になります。

アドテクって?

そもそもアドテクってなんなのでしょうか。

アドテクは、インターネット上に広告を出したい「広告主」と、広告を出すことによって収益を得たい「メディア」が存在しており、アドテクによって「広告主」と「メディア」の両方の収益を最大化するような仕組みを作っています。また、ユーザーに対して価値の高い広告を表示することでUXの向上も見込めます。

めちゃくちゃ簡単なアドテクの収益モデルはこんな感じ。

どうしてアドテクが必要なの?

みなさんがインターネット依存症でGoogleが少し落ちただけで大騒ぎする国民性を持っているからです。

世の中のインターネット貴族たちはそんなカモネギを使ってわんさか稼ごうと考えました。

しかし、サードパーティクッキーの利用範囲の修正やブラウザから取れる情報に関する法律の改変などによってこの領域は市場価値としては上昇傾向にありますがなかなか難しい課題と改善の余地があります。ここの領域に関わることはとても楽しいですし、これからのメディアのあり方などを考えるいい機会になるので個人的にはとてもやりがいと楽しさを感じています。

仕組みについて

アドテクには多くのコンポーネントが存在していて、それらが相互に関わり合っています。

皆さんの思い浮かべる広告とは、最近自分が調べた商品についての広告が出てくるみたいな感じでしょうか。まさにそれです。

ではいったい中身はどのようになっているのでしょうか?

アドテクでよく使用される用語を交えながら説明していきたいと思います。

まず全体像としてはこんな感じです。

ブラウザからはユーザーのクッキーの情報が渡されます。それをアドサーバと通信をすることでユーザーに適した広告を返すことができるという仕組みになっていきます。

ユーザーの情報は構造体で表すと1つのストラクトに収束するため、最近ではGolangを使用してfastjsonやeasyjsonなどをうまく利用することで高速化するプロジェクトもちょこちょこ見かけます。

次にアドサーバの中身を少しだけ見てみましょう。

こんな感じです。

主にSSPではユーザの情報の受け取りとユーザに適した広告のレスポンスを渡す処理、DSPではユーザの情報を基にしてそれに適した広告を返すためのオークションの処理、またこれらのことをリアルタイムでするシステムのことをRTBと言います。

また、広告のデータを保存しているデータベースをDMPといい、これらの他にも様々なコンポーネントが相互に関わり合ってアドプラットフォームは形成されています。

次にここでさらっと出してしまったワードについて少しまとめます。

RTB

RTBとはリアルタイムビッディングの略です。ビッディングとは先述したビッドリクエストのことで、広告のリクエストレスポンスの単位です。

RTBの主な役割は広告主と媒体の利益を最大化することです。

RTBは概念?のため、割と様々な歴史を辿ってきています。

  • 直接入稿の時代
  • 媒体ごとに入稿規定が異なっていました
  • 広告主は制作の手間とコスト、媒体は入稿や配信などにコストをかけていました
  • アドサーバの時代
  • 媒体がアドサーバを使用して一括での情報管理を行っていました
  • 時間帯によって配信を分けたりすることが可能
  • 在庫管理に課題があった
  • アドネットワークの時代
  • 入稿規定の統一化
  • 広告主の制作工数の軽減
  • 充実したレポート画面
  • 在庫管理の心配が減った
  • DSP/SSP/RTBの時代
  • 広告枠単位での取引が可能になった
  • ユーザーの情報と枠の取引単価によってリアルタイムでオークションを行い入札する
  • RTBは歴史によって変化をしてきて、最近だと下でも説明しますがDSPとSSPの時代になってきています。

    DSPとSSPの両方を自社で開発しているケースもあれば、DSPだけ、またはSSPだけを開発して他の情報は他社に任せるというパターンもあります。

    RTBの仕組みは凄まじいですが、今後クッキーの規制が激しくなったときにブラウザから取ることができる情報は限られてくるので今後も課題が多くなりそうだなという印象です。

    DSP

    DSPでは広告のオークションを行なっています。僕がCAの夏インターンで実装させてもらったのもここら辺です。ユーザーの情報によって適した広告を選択し、入札してくれます。

    主な通信相手はSSPです。

    DSPを使用するメリットは以下のようなものがあります。

  • 興味関心によって表示を変えることができる
  • DSPを使用することによってターゲティングの幅を絞ることができます
  • クッキーの情報からいろいろな情報を選んで適した広告を選別することができます
  • 類似ユーザーのターゲティングが可能
  • 上で書いた興味関心によって表示を変えることができるで選択肢たユーザと似たユーザにターゲティングをすることができます
  • は?こんなん調べてねえし、Googleしっかりしろよ!の原因は大体ここら辺
  • 僕にテックアカデミーを勧めてくるYouTubeそろそろやめて欲しい
  • 広告運用者の工数削減
  • 今までCDNなどを使用していた部分を自動化することができます。
  • レポート画面なども作成することができるため、統計情報を見ることができ収益の最大化につなげることができます
  • ここらへんでしょうか。ユーザーにあった広告を表示してくれるのはとてもありがたいですね。

    また、ここらへんの仕組みの構築の中身なんもわからんなのでぴえんです。

    SSP

    SSPとは、サプライサイドプラットフォームの略で、媒体の広告枠の販売や収益の最大化を支援するものです。

    DSPと相互的に作用するのですが、SSPでは、、、なんだろう、Lambda的な感じでインプレッションが発生するたびにDSPでオークションを行なってそれを自動でユーザーに配信することができます。

    上で書いたのであまり書くものがありません。

    SSPは複数のDSPと通信して最大の収益が得られる広告を自動で配信してくれるのでとても便利です。次!

    DMP

    DMPとはデータマネジメントプラットフォームの略で、インターネット上に蓄積sれた様々な情報やデータを管理するためのプラットフォームです。

    DMPにはパブリックなものとプライベートなものの2種類があります。

    パブリックなものはWebサイトの行動履歴や年齢、性別などの属性などのデータを管理していて、パブリックなため他社の管理している情報も見ることができます。

    プライベートなDMPでは自社で保存してるデータのことです。

    このプラットフォームを使用してDSPやSSPといい感じに作用して適切な広告が出てくるってわけですね。

    その他

    その他にもアドテクによく出てくるワードとしてこんな感じものがあります。

  • CPI
  • アプリなどのインストール1件に対するコスト
  • CPC
  • クリックを1件獲得するためのコスト
  • 純広告
  • 広告主、または代理店が直接メディアの広告枠を買い取って広告表示をさせるもの
  • コンバーション
  • 広告配信の成果を示す
  • 広告枠のこと
  • むじい 

    まとめ

    みなさん、インターネット広告のこと、少しはわかってもらえましたでしょうか。

    アドは人によって好き嫌いあるとは思いますが、個人的にはまだまだ課題や仕様変更などがたくさんあるこの業界で力をつけていくことが自分にとってのやりがいでありスキルアップにつながると思うのでどんどん学んでいきたいです。

    今回紹介したのはほんの一部なので興味のある人はインターネット広告を自社開発している会社に働きに行ってみてはいかがでしょうか!

    深夜テンション混じってるのでちょっと文章おかしいかもしれないですがお許しください。おやすみ。